品質確保 01/部品集を活用した解答例

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品質確保 01/部品集を活用した解答例


問い

 建設コンサルタント業務において、品質の確保は至上問題である。これに関して以下の問題に答えなさい。
① 公共工事の品質を確保・向上するための方策を述べなさい。
② 成果品の品質確保を行うための具体策である設計VE、チェック・レビューについて、説明しなさい。


解答例

 公共工事の品質の確保・向上のためには、設計品質の確保が極めて重要であり、設計者の照査及び自己責任の徹底、設計者の瑕疵責任の明確化等が求められている。
 そのため、現場条件との整合性のチェックを含む設計成果品の設計者による十分な照査と自己責任の徹底、設計者の照査を充実するためのガイドラインの整備等を推進する必要がある。
 また、現場条件と整合した設計や設計段階における施工法の検討にあたっては、特定の施工者が利益を得ることのないように、透明性・公平性を確保しつつ、一般に施工者に集積されている知識・経験を積極的に活用していくことも検討する必要がある。
 このような建設コンサルタント業務における課題を踏まえ、設計業務の品質を確保・向上するための方策について、論述する。
①公共工事の品質を確保・向上するための方策
(1)技術者・技能者の技量の向上
 ○教育・研修等の推進による技術者の技術力の向上
 ○業務の効率化と人材の有効活用
(2)技術開発の促進と技術基盤の整備
 ○発注者による技術開発の推進と民間技術開発の支援
 ○ライフサイクル評価手法の研究と技術基準の総点検
 ○設計・施工の標準化の推進と国際規格との整合
 ○技術情報データベースの整備
(3)発注者・設計者・施工者の役割と責任の明確化
 ○契約図書の整備と監督・検査の充実
 ○設計者による照査の充実等による設計品質の確保
 ○品質管理・品質保証システムの構築
(4)品質確保・向上のインセンティブの付与
 ○設計者・施工者の技術力の適正な評価
 ○企業及び技術者評価のためのデータベースの整備
 ○技術提案総合評価方式の導入とVE方式の検討
(5)発注体制の強化と支援策の充実
 ○広域的発注者支援体制の充実
 ○CM(コンストラクション・マネジメント)方式の検討
②設計VEとチェック・レビューについて
(1) VE(バリュー・エンジニアリング)方式の検討
 建設コンサルタントにおいて、最適の構造形式・施工方法等を選定するため、設計の初期段階において数ケースの比較設計が実施されているが、比較内容をさらに充実させ、より幅広い視点から設計内容を検討するシステムの変革が求められている。
 従前の設計業務においては、設計担当者が積算・施工等の各担当者と調整を図りながら代替案を比較検討して最終案をとりまとめていた。
 設計VEでは、設計条件の設定、各設計断面の検討、
施工性・経済性の検討などについて、「VE検討会」「VE審査委員会」を設置し、設計担当者以外の意見を採り入れ、組織的な取組みとすることで、より優れた代替案(技術的な工夫)を追求し、設計VEを実施することで建設コストの縮減と品質の確保・向上を図る必要がある。
(2) チェック・レビューの検討
 公共工事の品質の確保・向上のためには、設計品質の確保が極めて重要であり、設計者の照査及び自己責任の徹底、設計者の瑕疵責任の明確化等が求められている。
 そのため、現場条件との整合性のチェックを含む設計成果品の設計者による十分な照査と自己責任の徹底、設計者の照査を充実するためのガイドラインの整備等を推進する必要がある。
 以上の諸施策を実施するとともに、設計者自らのテーマとして、強いコスト意識を持って、建設コストの縮減と品質の確保・生産性の向上に向けて、努力しなければならない。
                             - 以 上 -


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