技術力の確保 01/部品集を活用した解答例


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技術力の確保 01/部品集を活用した解答例


問い

 技術力の確保及び新技術の導入・開発について、以下の点から述べなさい。
 ① 自ら技術力の確保、新技術導入のために、あなたが日頃行っていること。
 ② 業務遂行の組織的なチーフとして、技術力の確保、新技術の導入の点で、組織構成員に指導していること
 ③ あなたの専門とする技術部門ならびに業種において、新たに開発が必要な技術1つについて、それぞれの背景、内容及び効果について、述べなさい。
  (技術部門と業種、たとえば「道路部門の調査・計画」を明示すること。)


解答例

 今後の公共事業における業務の高度化への対応、国民の多様なニーズへに対応して、従来に増して、高度専門技術力の確保が求められている。このような技術力の確保及び新技術の導入・開発等に対する積極的な取り組みが必要であり、管理技術者のみでなく、各担当者の技術水準の向上が喫緊の課題である。
①自ら技術力確保、新技術導入のため日頃行っている事
 技術力の確保において私は、設計業務毎に、構造令・示方書の確認、技術書・参考文献の理解等を繰り返し、設計照査を実施しつつ、基礎技術の充実を図っている。
 また、施工面については、新工法・施工事例の現地踏査等を積極的に行い、施工技術情報の収集・整備を実施し、各々の工法について、その内容を把握した上で、各工法の比較検討を十分に行い、私自身の意見を洞察力をもってまとめ、設計業務に反映させることとしている。
 そして、発注者・施工者及び他分野との技術交流の推進、技術情報の整備、施工管理への積極的進出等を図り、技術力の確保及び新技術の導入・開発等に研鑽すれば、おのずと、技術評価が得られ、今後の公共事業におけるより高度な業務を実施できるものと確信する。
②チーフとして組織構成員に対し指導している事
(1)技術開発及び・技術研修への積極的な取り組み
 普段より技術水準の確保・向上に努力し、各種資格の取得に挑戦して、社内外での技術研修を進めるとともに、新しい技術開発の中心的役割を果たすよう、組織構成員全員にスキルの向上を鼓舞している。また、各担当者の技術レベルにより、設計業務における段階毎に、担当自身の現実的な意見を述べさせるよう指導している。
(2)設計者の意識改革と高度情報化への対応
 生産性と品質の向上を図るため、設計・施工情報のデータベース化、新材料・新工法の採用を含む新しい設計手法の確立、各種シュミレーション手法の実用化、GIS(地理情報システム)の活用等の技術開発の指導を実施している。また、情報通信技術の高度活用を前提とした建設CALS/ECの実用化の促進、業務の全段階にわたり品質保証システム「TQM」の体制の整備・定着に向けての技術指導を実施している。
 以上のように、スキルの向上を図り担当者自身の自己改革を実施し、高度情報化等の諸施策を組織的な一体感をもって実施すれば、新しい技術開発の中心的役割を果たす人材が、確保・養成できるものと考える。
③新たに開発が必要な技術の背景、内容及び効用
「砂防部門における木製床固工の技術開発」
 明治初期まで作られていた木製床固工が、近年我国で用いられなくなった最大の理由は、木材が数年で腐朽し、現在砂防施設に使用されている材料(コンクリート、鋼材、石材等)に比べて耐久性が劣っていたことにある。
 反面、木材は景観・環境保全に優れ、軽量・加工容易で施工性に優れている等他の材料にない長所も有している。さらに、最近の防腐処理技術の進歩により設置場所の条件(冷涼で常に流水のある渓流)によっては、比較的長期間(15~20年)耐久力を発揮するとされている。
 また、木製床固工の安定検討ついても、建設省河川砂防技術基準(案)及び鋼製砂防構造物設計便覧に準じて検討を行うと、コンクリート及び鋼製床固工の設計手法と同程度の安全度が得られることが検証されている。
 砂防施設に木材を用いる効用として、近年の環境保全に対する要請の中で、建設後の施設周辺での生態系の回復を容易にし、自然景観と調和し、腐朽した場合にも有機質の肥料となり植物や菌類の栄養となる効果がある。
 今後、水質保全の面で安全性の高い防腐処理技術を検討し、木材の耐久性を向上させる方法、木材が腐朽した場合の取り替え判定基準を研究し、木製床固工に適した構造、設計手法を開発していく必要がある。
                             - 以 上 -


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