技術力の確保 03/部品集を活用した解答例

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技術力の確保 03/部品集を活用した解答例


問い

 建設コンサルタント業務における、優秀な技術者確保の重要性について、次の2つの面から、記述せよ。
① 高度な技術力・管理能力を有する技術者の確保・育成方法
② 基本技術の担い手としての、技術者・技能者の確保・育成方法


解答例

 現在、設計・コンサルタント業務等入札契約問題検討委員会の中間とりまとめを受けて、業務発注に際して個々の技術者の実績の評価を活用するための制度作りに対する取り組みが求められている。また、業務発注におけるプロポーザル方式においても、技術者評価型プロポーザル方式の導入拡大が図られている。こうした中にあって建設関連業での最大の経営資源である優秀な人材の確保の重要性は、ますます高まってきている。
 人材の確保・育成には長期間と多くのコストが必要であることから戦略的に行われることが重要であるが、その戦略の立案に当たっては、人材のカテゴリーを高度な技術力・管理能力を有する技術者と、基本技術の担い手としての技術者・技能者の2つに分け、その確保・育成方策を考える必要がある。
1.高度な技術力・管理能力を有する技術者の確保・育成
 高度な技術力・管理能力を有する技術者には、内容が高度で専門的な業務や分野が多岐にわたる業務を、企業が発注者のパートナーあるいはアドバイザー的立場で実施する際に、業務を統括する立場で担当技術者、技能者を適切に指導・監督して業務を円滑に実施する役割が期待される。こうした高度な技術力・管理能力を有する技術者の育成方法を挙げる。
①専門分野や得意分野ごとの技術力に加えて、工程管理やコスト管理などのマネジメント能力を高めていく
②OJTの強化に加え、異業種との交流により新規分野の知識の獲得を図る
③技術者には建設工事現場での対応能力はもちろんのこと、社会経済、環境問題、財務・法務等の専門家を含めたプロジェクトチームを管理する業務経験の蓄積を促進できる環境を整備する
④技術士制度の総合技術監理部門、業界団体・関係学会において拡充・新設される資格制度の活用を図る
⑤資格取得で事足れりとするのではなく、その後も教育・研修を継続して技術力の維持・向上を図る
⑥多様かつ高度な能力を有する技術者技術者の育成のための機関を設けるなどの組織的な対応策や、大学等の高等教育機関において建設生産・管理システムにおけるマネジメント技術教育の充実を図る
2.基本技術の担い手としての確保・育成
 基本技術の担い手としての技術者・技能者には、データ収集、設計、計算等従来から実施してきている業務を着実に実施することが期待される。こうした技術者・技能者の育成方法を挙げる。
①業界団体や各企業において策定された種々の人材育成プログラムに基づき行われてきた技術者教育の着実な実施に努める
②発注者から期待される建設関連業の役割の多様化に伴い、その強化が期待されるコミュニケーション能力、説明・プレゼンテーション能力等の、今日的な基礎能力の向上にも積極的に取り組む
③従来より行われてきた業務の電子化・情報化に対応するための技術者教育を一歩進めて、情報産業等への業務展開も視野に入れて技術者教育を展開していく
3.おわりに
 このような取組みによって、瑕疵の発生する可能性を減らして業務成果の品質の向上が可能となり、企業としての技術基盤をより強固なものとすることにつながるものと考えられる。
 基礎的技術・技能を担う人材の育成に当たって、その効率的な実施を図るためには業界団体による研修等の実施が効果的であり、より一層の積極的な取組みが必要である。
                             - 以 上 -


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