プロポーザル方式 01/その他の管理技術力の解答例

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プロポーザル方式 01/その他の管理技術力の解答例

問い

 プロポーザル方式について、以下の観点から記述しなさい。
① 業務における建設コンサルタントの選定方式の1つであるプロポーザル方式の意義について、あなたの考え方を述べなさい。
② プロポーザルを作成する時に留意すべき事項について、あなたの専門とする分野において、3点あげて説明しなさい。


解答例

 公共工事の入札については、国土交通省で平成6年度から一般競争入札の導入や公募型指名競争入札の導入、さらに平成9年度にはバリューエンジニアリング(VE)方式や総合評価落札方式等、技術力を重視した多様な入札契約方式の導入が行われるなど、入札契約制度の改革が実施されている。さらに、平成13年度より「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」に基づき国、特殊法人、地方公共団体等のすべての発注者に対して、入札及び契約にかかる透明性・競争性の向上を図るための情報公開や不正行為の排除の徹底及び適正な施工体制の確保についての措置が義務づけられている。
1.プロポーザル方式の概要と意義
 プロポーザル方式は、発注者が複数の関心表明者に、対象プロジェクトの設計業務に対する設計体制、実施方法やプロジェクトに対する考え方、展開方法などについて技術提案を求め、設計者を特定する方法である。
 プロポーザル方式の対象となる業務としては、次のようなものが挙げられる。
○複数の分野にまたがる調査など広域かつ高度な知識と豊かな経験を必要とする業務
○高度な構造計算・解析を伴う比較検討、新技術を必要とする業務
○先端的な計測・試験などの実験解析、特殊な観測・診断を必要とする業務
○計画から設計まで一貫発注する業務
 プロポーザル方式における設計者の特定は、技術提案と配置予定者の資格・経験から選定し、提案の独創性等を的確に判定するための評価方法や技術者の業務実績等を適正に評価する手法を確立する必要がある。
2.プロポーザルを作成する上での留意点
(1) 会社の業務実績についての記載
 企業の設計実績は、同種・類似業務の設計実績について、企業が同種・類似業務の設計実績を有すること、企業の設計成績評点の平均点が一定の点数を満たしていること等に配慮して、技術提案書を作成する。
 新規性が高く新技術を採用する業務では、新規参入企業に対しても門戸を開放する方向で評価される傾向もあるため、企業の設計実績が適切かどうかの視点から、適切性に留意して技術提案書を作成する。
(2) 配置予定技術者についての記載
 配置予定技術者の能力については、配置予定技術者が同種・類似業務の設計実績を有すること、配置予定技術者の設計成績評点の平均点が一定の点数を満たしていることなどが評価されるため、技術的能力に応じた技術者の配置を行う。
(3) 設計共同体による業務の記載
 プロポーザル方式又は総合評価落札方式において設計共同体による競争参加を受けた場合には、技術力を結集して業務を実施することによる利点を適切に評価できるよう配慮する。また、このような設計共同体による業務の場合は、予定管理技術者に加え、設計共同体の構成員となっている他社の担当技術者(分担業務の責任者)もあわせてヒアリングが行われるため、それらを考慮して技術者選定と実施体制を行う必要がある。
(4) 提案の適格性・独創性・現実性
 業務について、その目的・内容・諸条件を正しく把握した十分に適格性のある提案であること。また、提案が独創性に富み、技術的テーマ・主張を持ったものであること。現地特性、環境面、経済性、施工性などについて、十分に検討された現実性のある提案であること。
(5) 工程計画及び動員計画の妥当性
 工程計画及び技術者の動員計画については、業務の実施方針や手法に対応して、的確な計画であることを強調して作成する。
                             - 以 上 -

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