「経験記述の解答例」は、2020年版に更新済み です。
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経験記述問題の解答例/2級舗装施工管理 応用試験
施工経験記述の対策は、過去に自分が経験した工事を選び、施工管理項目ごとに、事前に十分な準備をして、解答文を作成しておく必要があります。
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応用試験の経験記述問題の解答例文
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1.出題傾向について(2級応用試験の経験記述)
近年の、舗装施工管理技術者資格試験、2級応用試験の経験記述の出題は、次の内容で出題され、工程管理、品質管理、安全管理から選んで解答します。
【 問1. 】
あなたが経験した舗装工事のうちから1つを選び、その工事について、
下記の(1)~(4)のの問に答えなさい。
(1) 舗装工事名: 工事名を明確に記述しなさい。(例: 県道0線0舗装工事)
(2) 工事内容: 工事の発注者、工期、主な工種、施工量を記述しなさい。
(3) 工事現場における施工管理上のあなたの立場を明確に記述しなさい。
(4) その舗装工事の施工に当たって、
①留意した施工管理上の課題を78文字以内で、
②現場で実施した対策を218文字以内で、簡潔に記述しなさい。
2.解答例について(2級応用試験の経験記述)
工程管理 12件、品質管理 12件、安全管理 12件。
サンプル解答文/2級応用試験の経験記述
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サンプル解答文/工程管理
(4)-① 留意した施工管理上の課題
本工事は、交通量の多い県道〇〇線の舗装版を撤去し、上層路盤と表層を打換える、施工延長400mの補修工事であった。
G.Wの混雑を避け、4月下旬までに表層工を完了させるため、舗装版撤去工、路盤撤去工における工程短縮が、本工事の課題となった。
(4)-② 現場で実施した対策
舗装版撤去工、路盤撤去工の工程短縮のため、次の対策を実施した。
① 撤去に使用する機械をバックホウから切削機に変更し、切削後の発生材をベルトコンベアーでダンプトラックに直接積込み、施工効率を向上させた。実稼働日数は施工延長400mで4日であり、バックホウでの平均的な施工実績50m/日と比較して、4日以上の短縮が可能となった。
② 縦断方向の5cmの段差のスリツケをアスファルト合材から反対車線の切削スリツケに変更し、アスファルト合材によるスリツケの施工手順を省略した。
サンプル解答文/品質管理
(4)-① 留意した施工管理上の課題
本工事は、海浜公園道路の新設工事であった。
一部区間の路床安定処理工事で、未固化部分があり、土壌成分は強酸性土壌であった。そのため、該当区間の土壌性質改良、固化材凝固が、品質管理上の課題であった。
(4)-② 現場で実施した対策
該当土壌のPH値対策として、現場で講じた内容は以下の通りであった。
① 固化含有成分量の多いセメント系材料を使用した。使用前に、該当土壌サンプルと配合試験をおこない、固化・支持力発現を確認した後、施工することとした。
② 該当区間の中でも、特に強酸性を示した範囲については、炭酸カルシウムを散布し、スタビライザを使用して攪拌することで、土壌改良を行い中性化させた。
上記対策の結果、セメント固化材の凝固により、所定の締め固め度を確保することができた。
サンプル解答文/安全管理
(4)-① 留意した施工管理上の課題
舗装敷設時の大型車両が、舗装車両移動時に作業員と接触する重機災害が予測された。そのため、作業員の安全確保、重機オペレーターの視認確保について留意した。
(4)-② 現場で実施した対策
夜間作業であるため、舗設作業員と、重機との重機災害を防止するため安全確保した施策は以下の通りであった。
① 夜間作業において、良好な視認性を確保するため従来の反射ベストに加え、赤色点滅ライトを取り付けた。ライトの発熱を抑えるため、LEDを採用した。
② 作業員のヘルメットに重機障害センサーを取り付け、受信機をコンバインドローラー等の重機に設置した。重機と作業員が接近した場合、受信機がブザーと発光する方式でオペレーターが視認できるものとした。
経験記述問題の部品集/2級舗装施工管理 応用試験
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部品集のサンプル/工程管理
【留意した施工管理項目の課題】
○当初計画では40m/日の施工速度を予定していたが、工事を開始した5月初旬から雨天が続き、工期が間に合わないため、舗装後の歩道の付帯設備工も含めた所定の工期を確保することが、工程管理上の最も重要な課題であった
○現場は工期が冬期に及ぶ積雪寒冷地で、降雪前にアスファルト舗装を完了する必要があると同時に、現場内の電柱移設・ガス管切り回しなどの他工事が重複する状況であった。そのため、関連他工事が輻輳した現場において、所定の工期を確保することが、本工事における工程管理上の最も重要な課題であった
【検討した理由と内容】
○4工程(舗装版取壊し→路盤掘削撤去→路上再生路盤→基層)に着目し、施工法、施工順序を見直し、40m/日への施工量増加方法
○歩道の付帯設備工事の工程も合わせ、施工の段取り待ち・手戻り作業・手直し作業を防止する方法
○歩道の付帯設備工事の並行作業実施の可否
○監督員との協議で、変更決定や変更設計を早期に実施できる日程調整
○関連他工事が輻輳する現場で、所定の工期の確保するための、他工事の関連業者との事前協議と日程調整
○関連他工事が輻輳する現場で、所定の工期の確保するために、夜間で作業時間が制約される中での、住宅地の排水工付近の施工方法
○関連他工事が輻輳する現場で、所定の工期の確保するため、舗装施工幅が大きい区間に、施工ジョイントを発生させない方法
【現場で実施した対策】
○舗装版取壊し・路盤掘削撤去の2工程について使用機械を、バックホウから切削機に変更した
○歩道側の3.5m幅を先行して完成させ、付帯設備工事と歩道逆側の舗装工を並行して実施した
○監督員と電話協議を毎日行い、当日工程の進捗状況に応じ、翌日の予定変更を協議した
○各関係機関との事前協議や書類等の提出を早めに行い、早期に工事を開始させた
○他工事の関連業者との打合せを綿密に実施して日程調整を行った
○他工事の関連業者と、現場内での工事範囲の取り決めを行い、お互いに影響の出ないように配慮した
○設計変更等は、早めに他工事の監督員と協議し、手待ち状態を回避した
○手戻りがないように設計図面との対比、丁張りの確認を確実に行った
○作業時間が制約される夜間、住宅地の排水工付近の施工に、施工量が増えるAs合材供給機を使用した
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1級・2級 経験記述の支援ツール 3,000 円(税込)
応用試験の経験記述問題の解答例文
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工事内容の記述例/2級舗装施工管理 応用試験
工事内容の記述例を、掲載しています。
工事内容の記述例/応用試験の経験記述問題
(1) 舗装工事名
○ 舗装工事の工事名であること。(路床、路盤、表層、基層、補修工事など)
○ 現場が特定できること。 (工事地区・工事区間などを入れるとよい)
○ 完了した工事名であること。
○ 工事概要と整合した、工事名であること。
国道○○号線○○地区道路舗装工事 県道○○号線○○地区舗装改修工事
市道○○号線○○地区舗装修繕工事 国道○○号線○○地区改良舗装工事
県道○○号線○○地区舗装補修工事 市道○○号線○○地区舗装新設工事
(2)-1 発注者
○○県○○土木事務所、 ○○県○○市、 JR西日本、
建設省○○工事事務所、 建設省○○地方建設局、 首都高速道路公団
○○水道局、 ○○下水道局
○○開発株式会社、 ○○電力株式会社、 ○○鉄道株式会社
(2)-2 工 期
平成○○年○○月~平成○○年○○月 (約○○日間)
(2)-3 主な工種
○ その工事の主体的な工種を2~3記入する。
○ 問題提起した課題の工種を入れること。
新設舗装工、 修繕舗装工、 舗装維持工
路盤工、 路体・路床工、 切削オーバレイ工
○ 主な工種の中で舗装工事を行った場合、主な工種も記入する。
河川砂防工事、 海岸工事、 ダム工事、 地すべり防止工事
電線共同溝工事、 道路改良工事、 橋梁工事、 下水道工事
公園工事、 トンネル工事、 港湾工事、 空港工事
土地造成工事、 農業上水工事、 森林土木工事
(2)-4 施工量
○ 「主な工種」に記入した工種の施工量を記入する。
○ 施工量は、工種名、数量、単位を記入する。
○ 工期の日数に、見合った施工量となっているかに、注意すること。
日当たり施工量の参考 (積算基準より)
路盤工(車道) … 約1,100m2/日
路盤工(歩道) … 約 200m2/日
敷均し・締固め(1.6m≦施工幅≦2.4m) … 約1,000m2/日
敷均し・締固め(2.4m<施工幅≦4.5m) … 約1,900m2/日
敷均し・締固め(4.5m<施工幅) … 約2,600m2/日
敷均し・締固め(歩道 1.6m≦施工幅) … 約1,000m2/日
アスファルト混含物舗装面積 10,000m2
アスファルト混台物使用量 10,000t
路床構築土量 10,000m3
路盤構築安定処理量 10,000m3
路盤築造面債 10,000m2
(3) あなたの立場
○ 現場での指導監督的な立場を記入すること。
○ 係長、課長など、会社での役職を記入するのではない。
現場主任、 現場代理人、 現場監督員
主任技術者、 工事主任