【2023年版】出題予想と解答例 1級管工事施工管理技士 第二次検定(実地試験)

管工事施工管理技士試験 2023年版

「合格点が獲れる」秘訣を提供します

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徹底分析により驚異の的中率を誇る出題予想と解答例

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経験記述問題の出題予想と解答例文

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実地試験 これだけ項目集  2,000 円(税込)

第二次検定(実地試験)の出題傾向分析&重点項目集

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1級・2級 経験記述問題、第二次検定(実地試験)に対応。

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2023年版
1級 管工事施工管理技士試験の
「経験記述」「第二次検定 実地試験」

試験は要領です。合格できる方法があります。

    過去の出題傾向を徹底分析し、出題を予想しています。
    だから、高い確率で予想的中することができるのです。

    そして、本年の出題予想を考慮して作成した、
    「経験記述の解答例」と「実地試験のこれだけ項目集」
    使用すれば、確実に、合格点を獲る、準備ができます。

1級 管工事施工管理技士試験の
「経験記述問題」「第二次検定 実地試験」

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管工事施工管理技士試験 1級 経験記述の支援ツール

本年度の出題を予想し、合格点の獲れる解答例文を作成

 施工経験記述の対策は、過去に自分が経験した工事を選び、施工管理項目ごとに、事前に十分な準備をして、解答文を作成しておく必要があります。そのため難易度が高く感じたり、勉強法で悩まれる方も多いでしょう。

  • そこで、試験日までに効率的な試験対策を行うため、本年度の出題を予想し、独自の現場情報に書き換えるだけで、合格点の獲れる、解答例文を作成しました。
  • 本年度に出題が予想される施工管理項目(テーマ)に沿った、
    合格点が獲れる「施工経験記述の解答例文」を、多数提供しています。

管工事施工管理技士試験 1級 経験記述の出題予想

  • 近年の、1級管工事施工管理技士試験、経験記述問題の出題は、
    次の項目から出題されています。
    ・工程管理 + 試運転調整と自主検査、または、現場受入れ検査
    ・安全管理 + 試運転調整と自主検査、または、現場受入れ検査
  • 「経験記述の出題傾向」を見れば、本年度の出題は容易に予想できます。

令和01年度(2019)の出題は、「安全管理 + 現場受入れ検査」でした。
令和02年度(2020)の出題は、「工程管理 + 現場受入れ検査」でした。
令和03年度(2021)の出題は、「工程管理 + 試運転調整と自主検査」でした。
令和04年度(2022)の出題は、「工程管理 + 現場受入れ検査」でした。

令和05年度(2023)の出題は、
「安全管理 + 試運転調整と自主検査」が予想されます。
「工程管理」「現場受入れ検査」の出題も予想されます。

工程管理、安全管理、試運転調整と自主検査、現場受入検査のすべてについて、
しっかりと準備をして、臨んでください。

管工事施工管理技士試験  1級 経験記述の解答例

  • 「経験記述問題の解答例」を使用すれば、自分が経験した現場条件に変更するだけで、確実に合格点が獲れる経験記述の準備ができます。
  • 解答例文は、下記の内容で、合計30件、作成しています。
    工程管理 10件、安全管理 10件、試運転調整 5件、受入れ検査 5件。

 解答例文は、それぞれの施工管理項目について、次の内容で作成しています。
 (1) 特に重要と考えた事項
 (2) とった措置又は対策

管工事施工管理技士試験 1級 経験記述の解答例サンプル

  • このページに掲載している、サンプル解答文は、ほんの一部です。
    また、最新のものではありません。
  • すべての解答例は申込み後、ダウンロードしてご確認ください。

安全管理のサンプル解答文/高所作業時の転落墜落防止

(1) 特に重要と考えた事項
 マンション屋上に室外機を搬入する際に玉掛け外し作業で高所作業が発生した。外部足場は撤去されており、落下防止の柵は無い。室外機架台は屋上レベルから1,100mm上がっており作業員の墜落・転落災害防止を最重要課題とした。

(2) とった措置又は対策
 作業前日に送り出し教育を協力業者の会社で行い、現場の概要と明日の作業ミーティングを行いリスクを抽出した。
 前日のリスク抽出から本日の危険予知ミーティングに反映させた。
 屋上に落下防止用の親綱をパラペットから持ち出して設置した。
 作業員は常時フルハーネスを使用させ親綱に掛けさせることとした。
 室外機の玉掛け外しは2500mmと高かったが、脚立作業を禁止し立ち馬を使用することで、脚立上部からの落下防止を行った。


総合的な試運転調整のサンプル解答文/
高置タンク方式の液面制御運転の試運転調整

(1) 特に重要と考えた事項
 マンション施設管理者が1日のうち午前午後合わせ2時間程度業務する形態であるため、高置タンクの液面制御運転調整、緊急連絡体制の構築を最重要課題とした。

(2) とった措置又は対策
 試運転調整計画において試験調整項目が非常に多岐に渡るため、電気設備業者との綿密な打合せが必要となった。
 計画書には試運転フロー、調整項目のチェックリストを盛り込んだ。
 水位変動時の発報が正常に作動することを擬似信号で試験して発報確認した。
 緊急時の連絡体制は発報時に火報用連絡線を介し管理会社へ、火報・液面制御異常を個別に受信する機能を付けるよう提案し承諾を得た。
 試運転調整結果をまとめ、竣工書類に含めることとした。


現場受入れ検査のサンプル解答文/
機器の設計図書及び顧客要求事項・安全性の確認

(1) 特に重要と考えた事項
 大規模店舗新築工事において冷暖房設備機器、冷凍設備機器、給湯設備や衛生設備機器などが、設計図書に記述された仕様、顧客要求事項を満たしていること。
 不特定多数の要員の使用が想定されたため、安全性の検証を最重要事項とした。
(2) とった措置又は対策
① 製品の検品作業時に合格品にロット番号を入れ、現場設置後に製品の識別が出来るようにした。これにより設計図書との確認をロット番号で確認できた。
② 輸送時の破損を保護箱に発泡体を取付け、衝撃を受けたのか目視確認できるようにし、破損した機器が抽出できるようにした。
③ 承諾図リストを作成し搬入時・設置時・施工完了時社内検査に各設備機器の仕様及び安全性の確認をおこなった。各工程検査は別の検査員が行うこととした。


管工事施工管理技士試験  1級 経験記述の部品集

 管工事施工管理技士試験、経験記述の部品集は、
 安全管理、工程管理、品質管理、試運転調整、現場受入検査の出題項目について、
 「工事概要」「特に重要と考えた事項」「とった措置又は対策」に区分した部品集を
 多数準備しています。

  • 部品集から自身が体験した施工内容を選び、独自の現場情報を入れれば、
    経験記述の解答文の骨格が簡単に出来上がります。
  • この部品集は、大人気の対策ツールです。たくさんの方々からご好評をいただいています。

     経験記述の部品集のサンプルページは、 こちらへ

部品集を活用した、解答文の作成方法

部品集を活用した、解答文の作成方法を紹介します。
解答文は、「工程管理」の、テーマ「関連工事の遅延」対策とします。

まず、(1)と(2)の項目について、下記のような「関連工事の遅延」対策の文章を、部品集から集めてきます。

(1) 特に重要と考えた事項
○本工事は、ABCの新築工事であり、構造はS造であった
○別途発注のABC工事の作業員不足によるDEF作業の遅延が予想された
○別途発注のABC工事のDEF作業の工期短縮は、工事全体の問題となっていた
○本設備工事における、ABC部のDEF設備の工期短縮が、特に重要な工程管理上の課題となった

(2) とった措置又は対策
○ABC部の工期遅延に対して、とった措置及び対策は、以下の通りであった
○ABCの作業手順をDEFにすることで、施工期間を前倒しすることとした
○施工箇所は、ABC部分にとどめた
○ABC部の施工方法をDEFにすることで、作業手間を軽減した
○ABC部の工程をDEFに組み変えることで、待ち時間を短縮することとした
○上記のABC部の対策により、工期遅延することなく、工事は無事竣工した

部品集から集めてきた(1)と(2)の項目の文章を、下記の「太字」ように編集して書き換えると、独自の解答文を簡単に作成することができます。

(1) 特に重要と考えた事項
 本工事は、事務所ビルの新築工事であり、構造はS造であった。別途発注の建築工事の作業員不足による躯体工事の遅延が予想され、内装工事の期間短縮は、工事全体の問題となっていた。このようなことから、本設備工事における、天井隠蔽部の給排水設備の工期短縮が、特に重要な工程管理上の課題となった。

(2) とった措置又は対策
 天井隠蔽部の工期遅延に対して、とった措置及び対策は、以下の通りであった。
① 鉄骨デッキプレート組立後にデッキ下にメイン配管を吊り下げることで、躯体完了後からの施工期間を前倒しすることとした。なお施工箇所は、耐火被覆に干渉しない部分にとどめた。
② コーナー部の配管等は事前に下小屋で組み、現場施工時はストレート管接続のみにすることで、作業手間を軽減した。
③ 荷揚げ工程を早朝に組み変えることで、揚重作業の待ち時間を短縮することとした。
 上記の天井隠蔽部の対策により、工期遅延することなく、工事は無事竣工した。

管工事施工管理技士試験  1級 経験記述の出題傾向

  • 過去問題の出題傾向から出題予想分析し高い確率で予想的中させています。
  • ◎は、予想が的中したものです。
出題項目 予想 R04 R03 R02 R01 H30 H29 H28 H27 H26 H25-
H12
 工程管理 9
 安全管理 6
 試運転、自主検査 6
 受入れ検査   7
  • ページに掲載している出題傾向と出題予想のサンプルは、ほんの一部です。
    また、最新のものではありません。
  • 最新のすべての内容は、「経験記述の解答例」をお申込み後、
    ダウンロードして、ご確認ください。


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管工事施工管理技士 1級経験記述 出題予想と解答例文

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管工事施工管理技士試験 1級 第二次検定(実地試験)

1級管工事施工管理 第二次検定 実地試験 これだけ項目集

 試験勉強では過去問題を分析し、重要な部分を問題集などで実際に問題を解く勉強法が重要です。
 「これだけ項目集」では、出題傾向を分析して、出題一覧表を作成しています。
 どのような問題が、どれくらいの頻度で出題されているのか、一目瞭然です。
 毎年出題される問題は、隔年・数年間隔で出題される問題は、頻度の多い出題は、近年人気の問題は、などを考慮し、特化すべき重点問題を掲載しています。

 出題傾向の分析と「これだけ項目集」を使用すれば、
 絞り込んだ重点項目を覚えるだけで、試験日までに合格点が獲れる準備ができます。

これだけ項目集とは

  • 出題分析から重点項目を絞り込み、これだけ項目集を作成しています。
  • これだけ項目集では、出題年度・出題回数は、色を変えて記入しています。
  • 項目の重要度、覚える優先順位などが、ハッキリわかります。
  • Wordデータです。編集して、オリジナルの項目集、問題集が作成できます。
  • 数枚づつ印刷して、通勤中や業務の合間にも、効率的な勉強ができます。

1級管工事施工管理 第二次検定 実地試験 項目集サンプル

 これだけ項目集では、1級 実地試験で出題されるすべての、
 次の出題分類について、重要項目集と出題傾向を作成しております。

 1級実地試験は、
 問題1 設備全般、問題2 空調設備、問題3 給排水設備、
 問題4 工程管理、問題5 法規。

オリジナルの重点項目集を作成しましょう。!!
・間違い探し問題の間違った文章は、正しい文章に直しています。
 直した正しい文章は、太字にしています。
・出題年度は、色を変えて記入しています。
 たくさんの色が付いている問題が、よく出る問題です。
・項目の重要度、覚える優先順位などが、ハッキリわかります。
・下記の出題傾向の分析表を参考にして、問題を絞り込めば、
 オリジナルの重要項目集、問題集が作成でき、自由な勉強法で合格率アップ。
・数枚ずつ用紙に印刷すれば、通勤や業務の合間に、効率的で様々な勉強法に利用ができます。

  • このページに掲載している、サンプル解答文は、ほんの一部です。
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1級 実地試験 問題1 設備全般 のサンプル

1管工事 実地  H29-1-1 H27-1-2 H25-1-1 H22-1-3 H19-1-2
排水、通気系統図
・汚水槽の流出管は、トラップ形式でないため、T形トラップを設置する。
・汚水槽の通気立て管は、別系統に接続せず、単独系統で大気中に開放する。
・汚水槽から屋外のインバート桝へ排水される系統は、合流させずにそれぞれ単独系統で、インバート桝まで配管する。
・逆止弁の下に防振継手を取付けて、形鋼支持とする。

1kan 0730 - 【2023年版】出題予想と解答例 1級管工事施工管理技士 第二次検定(実地試験)

1級 実地試験 問題2 空調設備 のサンプル

1管工事 実地  H30-2 H28-2 H26-2 H25-2 H23-2
冷温水管の施工

冷温水配管の熱伸縮
・熱による配管の伸縮に対応し、長い直管には、伸縮継手、スイベル継手を設ける。
・冷温水の熱膨張に対する逃し対策として、膨張管、逃がし管などを設ける。
・ローラー付き支持金物や保温材を利用したスリーブ方式の支持とし、配管を直に固定しない。

冷温水配管の吊り、支持
・伸縮する横引き管は、継ぎ足しフックなどを用いて吊る。
・吊りボルトの長さが短い場合は、吊りボルトに過大な曲げ応力をかけない。
・横走り配管は、吊り用ボルト吊り、形鋼振れ止めで支持する。
・立て管は形鋼振れ止めで支持固定する。
・吊り荷重が集中する個所は、吊り径を検討して選定する。

冷温水配管の勾配、空気抜き
・1/250 以上の配管勾配を確保して、管内の空気溜まりの発生を防止する。
・横走り管は、上り又は下り勾配とし、横走り管の頂部に空気抜き弁などを設ける。
・主管の曲部には、原則として、ベンド管を使用する。
・冷却コイル回り配管は、コイル下から流入し、コイル上部から流出させる。
・配管の勾配は先下がり配管とし、空気抜弁は管内が正圧となる配管頂部に設ける。

1級 実地試験 問題5 法規 のサンプル

1管工事 実地  H28-5-1-2 H24-5-1 H22-5-1 H20-5-1 H18-5-1
労働安全衛生法 15条の2-1 元方安全衛生管理者
 統括安全衛生責任者を選任した事業者で建設業を行う者は、厚生労働省令で定める資格を有する者のうちから、元方安全衛生管理者を選任し、その者に統括安全衛生責任者が統括管理すべき事項のうち、技術的事項を管理させなければならない。

1管工事 実地  H29-5-5 H27-5-2 H27-5-3 H26-5-1 H25-5-1 H19-5-4
労働安全衛生規則 36条 特別教育を必要とする業務
 事業者は、〇〇〇の業務に労働者をつかせるときは、当該業務に関する安全、衛生のための特別の教育を行わなければならない。
 〇 アーク溶接機を用いて行う金属の溶接、溶断等の業務  3項
 〇 作業床の高さ10m未満の高所作業車運転業務  10の5項
 〇 小型ボイラー取扱業務  14項
 〇 玉掛(1トン未満のクレーン、移動式クレーン、デリック)業務  19項
 〇 酸素欠乏危険作業にかかる業務  26項
 〇 足場の組立て、解体、変更の作業に係る業務  39項

1級管工事施工管理 第二次検定 実地試験 出題傾向の分析

難易度が高くても高得点を取る必要なし。時間をかけずに、確実に合格点、合格率アップを目指しましょう。!!
・毎年出題されている、過去問で頻出される問題はないか。
・頻繁に出題されている問題の周期は、1年置きか、2年置きか、3年置きか。
・久々に出題された問題があるが、同じような怪しい問題はないか。
・しはらく出題されていないが、気になる問題はないか。
このように、特化すべき重点問題を絞り込むことで合格率アップに繋がります。
試験日までの時間や難易度を考察し、計画性を持って合格を目指しましょう。

  • 過去問題の出題傾向から出題予想分析し高い確率で予想的中させています。
  • ◎は、予想が的中したものです。

適当でない理由・改善策 予想 R04 R03 R02 R01 H30 H29 H28 H27 H26-
H20
◇ 配管
 単式・複式伸縮管継手の取付 2
 液化石油ガス配管の屋内施工 1
 重量機器アンカーボルト施工 1
 屋内防水床の貫通部施工要領 1
◇ ダクト・換気
 ダクトのフランジ押え金具
 吹出口取付け要領図
 機器据付け完了後の防振架台 1
 排気混合チャンバー廻り要領
 アングルフランジ工法ダクト
 排気ダクトの施工要領 1
 排煙ダクトの施工要領図 1
 ダクト施工要領図 1
◇ 給水管・排水管
 給水タンクまわり状況図
 床上式タンクの揚水ポンプ 1
 防振基礎の冷温水ポンプ配管 1
 器具排水管と排水横枝管 1
 硬質塩化ビニルライニング鋼管のフランジ接合
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  • これだけ項目集では、1級 実地試験で出題される
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1級管工事施工管理技士 第二次検定 実地試験 出題分析&重点項目集

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管工事施工管理技士試験の対策

受験資格は「学科試験のみの受験」「実地試験のみの受験」「学科・実地試験を同時受験」する場合で異なります。受験資格、実務経験についての情報は事前に調べておきましょう。

管工事施工管理技士の試験は、範囲の広さと問題数の多さが難易度の高さに繋がっています。素早く正確に解答できるように過去問、テキストなどで試験本番時を想定した勉強方法で学習を行い、問題に慣れておくと良いでしょう。

合格発表は試験日の約1~2ヶ月後にされます。学科試験の場合、次に実地試験が控えているため、解答速報を確認し、手ごたえを感じたのならば、早めに実地試験の勉強に取り掛かり、合格率を上げていきましょう。

実地試験は文章、語句や数値などを実際に記述での解答となるので、学科試験とは違った勉強法が必要になります。

実地試験の中の経験記述問題は、施工管理技士となるのにふさわしい施工管理能力を持つ技術者かどうかを、記述された施工経験の内容から判定する問題です。試験中に解答を考えると時間が足りなくなってしまうため、事前に解答例を参考に解答文を考えておき、暗記しておく必要があります。

1級管工事施工管理技士試験の勉強法と試験内容

管工事施工管理技士試験は、国土交通省が実施する国家試験で、1級管工事施工管理技士の資格の取得によって、建設業の専任の技術者及び現場の監理技術者となることができます。なお、2級管工事施工管理技士は、建設工事の主任技術者となり、管工事施工管理技士は、建設業にとって必要な資格で、難易度の高い試験です。

1級管工事施工管理技士試験は、第一次検定と第二次検定があり、第一次検定に合格すると、第二次検定を受験できます。第二次検定は、実地試験とも言われます。なお、第二次検定の受験資格には、第一次検定の合格者の他に、技術士の機械部門・水道部門などの二次試験に合格し、所定の実務経験を経た人も、受験資格があります。

1級管工事施工管理技士試験は、第一次検定が6月ごろに行われ、合格発表後、12月ごろに第二次検定が行われます。1次に合格して2次試験の準備に入ろうかと勉強を始めても、期間が短く、よほどの実力者でない限り合格の難易度は高いと言えます。少なくとも、1級管工事を目指した時点から、2次試験に向けて準備を進める必要があります。

1級管工事施工管理技士試験の第二次検定の内容は、施工管理法で、「監理技術者として、管工事の施工管理を適確に行う知識」と「監理技術者として、設計図書の設備性能を理解し、設備の施工図を作成・必要機材選定・配置ができる応用能力」を検査する試験です。試験時間は2時間45分で、合格水準は60%以上の得点率です。第二次検定の合格率は50%、第一次検定も50%近くとなっています。

過去問から第二次検定の特徴を探ってみましょう。試験科目は、5問題、施工図判読1問・工事施工留意点2問・工程管理1問・法規1問・経験論文1問で、施工図と経験論文は必須で、工事施工留意問題2つから1問の選択、工程管理か法規から1問の選択となっています。施工図や施工管理留意問題は、空気調和設備・給水設備・衛生設備からの問題が多く出され、これらの分野からの繰り返し出題されます。過去問と同じような問題が出るため、過去問題集と参考書を使い、過去問の内容を理解するという勉強法が最も効果的です。

問題4の工程表では、ネットワーク工程表についてほぼ高い確率で出題されますので、ネットワーク工程表を参考書で要点と解答方法を、過去問10年分の解答例をもとに勉強すれば良いでしょう。

問題5は、実務の経験論文です。問題内容はほぼ毎年同じような内容ですので、日ごろ仕事で行っている管工事を、問題文に沿ってまとめて試験官に分かり易いような書き方を、毎日繰り返すことしか勉強方法はないでしょう。そのために、日ごろの仕事を常に問題意識を持って仕事を進め、安全・品質・環境への留意をどうするか問題意識をまとめてノートに記述する方法が効果的です。そのため、例題を多く含む参考書などは有用でしょう。


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