品質確保 02/管理技術力の部品集

RCCM試験/その他の管理技術力の解答例の一覧ページです。


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品質確保 02/管理技術力の部品集


6.施 策

①総合的な品質管理体制の整備
 企業においては、総合的な品質管理計画を策定し、担当技術者、管理技術者および照査技術者が一体となった体系化された組織・体制を段階的に整備し、役割の分担や責任所在の明確化を図る必要がある。

②チェック&レビューの実施
 企業における成果品の品質管理システムは、管理技術者によるチェックリスト等を利用したチェックシステムに加え、専門的な知識と豊かな経験を持つ照査技術者によるレビューといった、チェック&レビューの2段階方式の品質管理システムを実施する必要がある。

③情報技術を活用した品質管理の推進
 情報技術の活用により、計算ミス等の単純ミスをなくすとともに、照査や照査からのフィードバックを円滑に進めるシステムを構築する。また、建設CALSや各種の技術データベースの活用を行い、品質改善のための各種情報収集を迅速かつ正確に実施する。

④技術者の技術力向上の推進
 単に成果品のミスを防止するだけの品質管理システムの整備に止まらず、環境保全、省資源、景観・文化性等を向上させるなど、品質改善を図るために、技術者各人が関連技術知識とノウハウの習得に努める必要がある。

⑤人的体制とチェックシステムの実施
 次のような適切な人員の配置を行い、業務の各段階においてチェックを実施する体制を整備する必要がある。
・技術士又はRCCMが技術上の一切の責任者である管
 理技術者となり、契約事項を遂行し業務を完成させる。
・管理技術者は、作業の各段階毎に担当者にチェックを
 行わせるとともに、ポイントとなる項目を自らチェッ
 クしなければならない。
・管理技術者とは別に照査技術者を置き、業務上の瑕疵
 を未然に防止するため、作業工程の最終段階において
 照査技術者が成果物の内容を照査する。

⑥業務計画書の作成
業務着手前に、発注者・受注者の相方において確認された、業務の目的、実施方法、工程、実施体制、成果品、照査等を記入した業務計画書を作成し、業務に着手する。その内容は作業従事者にも十分徹底する。

⑦工程管理の実施
 所要の工期内に当該業務を完成させるための工程管理を行う必要がある。このための定期的なミーティングは、工程のチェックのみでなく、業務遂行上の技術的な課題や、必要な人員・機器備品等の問題についても検討を行える有効な手段である。

⑧VE(バリュー・エンジニアリング)方式
 建設コンサルタントにおいて、最適の構造形式・施工方法等を選定するため、設計の初期段階において数ケースの比較設計が実施されているが、比較内容をさらに充実させ、より幅広い視点から設計内容を検討するシステムの変革が求められている。
 従前の設計業務においては、設計担当者が積算・施工等の各担当者と調整を図りながら代替案を比較検討して最終案をとりまとめていた。
 設計VEでは、設計条件の設定、各設計断面の検討、
施工性・経済性の検討などについて、「VE検討会」「VE審査委員会」を設置し、設計担当者以外の意見を採り入れ、組織的な取組みとすることで、より優れた代替案(技術的な工夫)を追求し、設計VEを実施することで建設コストの縮減と品質の確保・向上を図る必要がある。

⑨VE(バリュー・エンジニアリング)方式
 建設費を縮減できる有効な提案をした者に縮減額の一部を還元するVE(バリュー・エンジニアリング)方式は、民間の保有する技術によるコスト縮減だけではなく、民間の技術開発に対してインセンティブを与えることで、長期的に品質の確保・向上に結びつく効果を有している。
 VEは、計画や設計の段階から工事段階まで公共工事のどの段階でも行うことができる活動であり、新技術や専門的な施工技術を要する工事など、発注者側に十分な技術の蓄積がない分野で、特に大きな効果が期待できる。
 VEの工事段階における導入時期としては、入札時と契約時以降がある。
 入札時VEは、技術提案総合評価方式のひとつの形態として活用する必要がある。
 契約時以降のVEは、工事費の縮減額の算定が比較的容易であるため、改善提案を受け付ける仕組みや報奨金の還元方式等について、十分な検討を行い実施する必要がある。

⑩チェック・レビュー
 公共工事の品質の確保・向上のためには、設計品質の確保が極めて重要であり、設計者の照査及び自己責任の徹底、設計者の瑕疵責任の明確化等が求められている。
 そのため、現場条件との整合性のチェックを含む設計成果品の設計者による十分な照査と自己責任の徹底、設計者の照査を充実するためのガイドラインの整備等を推進する必要がある。


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