プロポーザル方式 02/部品集を活用した解答例

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プロポーザル方式 02/部品集を活用した解答例


問い

 建設コンサルタント業務において、プロポーザル方式への対応は、重要な課題である。これに関して以下の問題に答えなさい。
① 現在行われているプロポーザル方式の概要について、述べなさい。
② 現行のプロポーザル方式の改善すべき点について、3件をあげて述べなさい。


解答例

 今後の公共施設整備は、従来にも増して多様化、高度化する国民ニーズの反映が必要とされ、特に、公共施設整備プロセスの重要な部分を担当する設計・コンサルタント業務等の一層の充実が求められている。このためには、コンサルタント自身は、公共事業の上流部を担当する立場としての中立性・独立性を確保し、発注者からの多様なニーズに対応した高度な技術力を確保するとともに、入札契約方式の改善に努める必要がある。
1.プロポーザル方式の概要
 現在、実施・試行されているプロポーザル方式としては、次のものが挙げられる。
①総合評価型プロポーザル方式は、知識と構想力・応用力のいずれも特に求められる方式である
②技術者評価型プロポーザル方式は、知識または構想力・応用力が特に求められる方式である
③価格競争入札方式は、必要とされる知識または構想力・応用力が比較的小さい場合に採用される
④交渉方式は、欧米で採用されている新たな契約方式で、発注者と提案者が内容や価格を交渉し、発注内容・価格を決めるものである
2.プロポーザル方式の改善方策
 プロポーザル方式の改善については、技術者能力の評価に重点を置き、評価項目及び評価ポイントを明確にするとともに、手続き等の改善も実施する必要がある。
(1) 技術者評価型プロポーザル方式の導入
 業務内容によっては、技術者の能カを評価するだけで特定が可能な業務もあるため、プロポーザル方式の促進等の観点から、技術者能カの評価に重点を置いた「技術者評価型プロポーザル方式」を導入する。
①取得資格や業務経歴などの技術者の資質を表わす情報、過去の業務の事後評価における成績等も重要な評価項目とし、必要に応じてヒアリングを実施する
②「企業・技術者評価データベース」が整備されるまでの間は提出書類とテクリス(TECRIS)等の既存データベースを積極的に活用する
③データベースの整備後は、DBから技術者情報を取得し、提出書類の大幅な削減を図る
(2) 評価ポイントの明確化
 各評価ステージにおいて評価ポイントの明確化を図るとともに、高度な技術的判断が求められる業務の場合は、外部委員会に評価を委託する等の措置を講じる。
 新規性が高く新技術を採用する業務では、新規参入企業に対しても門戸を開放すべく、事後評価の比重を下げることも検討する必要がある。
①企業評価項目は、専門技術力、管理技術力、情報収集力、組織構成力、経営力等について評価する。技術者評価に重点を置いた場合も、契約の相手方として適切かどうかの視点で評価する
②技術者評価項目は、専門技術力、管理技術力、コミュニケーション力、情報収集力、専任性、社会性、取組姿勢等について評価する
③提案内容評価項目は、業務の理解度、提案内容の的確性、コスト(見積価格)、環境への配慮・合意形成・景観への配慮等の特定テーマに対する取組姿勢、特定に必要な範囲の簡単な提案等について評価する
(3) 手続きの改善
①提出書類は簡素化するものとして、将来、DBの拡充により一層の捷出書類の簡素化を実施する
②提案内容の評価も、様式を定め、ぺ一ジ数や図表枚数等のボリュームを制限する
③高度な業務についてはコンペ方式を導入し参加企業に適正な報酬を支払う、指定以外の過度な提案内容は欠格とする等の措置を講じる
                             - 以 上 -


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