品質確保 04/部品集を活用した解答例


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品質確保 04/部品集を活用した解答例


問い

 建設コンサルタント業務に於けるミス防止のためのチェックシステムについて、以下の点について記述しなさい。
1.業務の瑕疵を防ぐための注意点を3点あげて説明しなさい。
2.あなたが最近経験した業務について、管理技術者の立場から、チェック項目とチェックの要点を述べなさい。


解答例

 建設コンサルタントにとって、成果品の品質の向上は本質的な課題である。業務がますます高度化、複合化する中で、それに対応できる技術力を養成することは当然であるが、一方で、自動設計、CAD化等による生産システムの効率化を図り、それぞれの企業体力に見合った品質管理の体制を確立する必要がある。
 設計業務に瑕疵があった場合、成果品の欠陥に関わる損害だけでなく、その工事目的物にまで及ぶこともある。そのため、標準契約約款では、故意または重大な過失により生じた場合の瑕疵担保期間を10年と例示している。また、設計図書に定める場合には照査技術者を定め、照査することを義務づける場合もある。設計成果の影響の重大さを正しく認識し、品質の向上に向けて常に努力することは、設計者の当然の責任であるといえる。
 国際化の進展、瑕疵担保責任の明確化に伴い、ISO9000シリーズによる審査登録制度は、建設コンサルタントにおいても必須のものとなると予想される。
 このような建設コンサルタント業務における品質管理の課題を踏まえ、ミス防止のためのチェックシステムについて、論述する。
1.業務の瑕疵を防ぐための注意点
(1)総合的な品質管理体制の整備
 常時の人的体制については、総合的な品質管理計画を策定し、担当技術者、管理技術者および照査技術者が一体となった体系化された組織・体制を段階的に整備し、役割の分担や責任所在の明確化を図る必要がある。
 成果品の品質管理システムは、管理技術者によるチェックリスト等を利用したチェックシステムに加え、専門的な知識と豊かな経験を持つ照査技術者によるレビューといった、チェック&レビューの2段階方式の品質管理システムを実施する。
(2)情報技術を活用した品質管理の推進
 情報技術の活用により、計算ミス等の単純ミスをなくすとともに、照査や照査からのフィードバックを円滑に進めるシステムを構築する。また、建設CALSや各種の技術データベースの活用を行い、品質改善のための各種情報収集を迅速かつ正確に実施する。
(3)技術者の技術力向上の推進
 単に成果品のミスを防止するだけの品質管理システムの整備に止まらず、環境保全、省資源、景観・文化性等を向上させるなど、品質改善を図るために、技術者各人が関連技術知識とノウハウの習得に努める必要がある。
2.経験した業務のチェック項目と要点
 砂防ダム設計業務の成果品において、管理技術者の立場からチェックすべき項目と要点について論述する。
(1)設計計画
○打合せ事項は反映されているか。
○設計条件やダム型式選定の根拠は明確になっているか。
○許容応力度の取り方は正しいか。
○類似設計との条件、適用範囲を比較確認しているか。
(2)設計図面
○縮尺、注記や表現方法は適正か。
○設計計算書の結果が正しく図面に反映されているか。
(3)数量計算書
○有効数字、位取り等は数量算出要領に整合しているか。
○数量計算に用いた寸法、記号は図面と一致するか。
○種類、材料、打合せ区分毎にまとめられているか。
(4)施工方法の検討
○施工時の道路、河川等の切り廻し計画は適正か。
○工事用道路、施工ヤード等の計画は適正か。
(5)環境及び景観の検討
○環境(騒音、振動)面の対応、景観(植裁等)性は適正か。
(6)コスト縮減及び建設副産物の検討
○コスト縮減、リサイクルについて配慮したか。
                             - 以 上 -

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