品質の確保 01/その他の管理技術力の解答例

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RCCM試験の過去問、出題予想と解答例/問題1・2・3・4-1・4-2の全問に対応

RCCM試験/その他の管理技術力の解答例の一覧ページです。

RCCMとはどのような資格なのか、RCCM試験の内容・日程・難易度・合格率・勉強法については、下記の記事で詳しく解説しています。

RCCMとは?試験の難易度・合格率・勉強法・過去問・解答速報をご紹介!
RCCMは、シビルコンサルティングマネージャーとも呼ばれ、社団法人建設コンサルタンツ協会が認定を行っている建設コンサルタント業務の専門資格です。RCCMの資格制度は、そうした管理・照査業務の専門家を養成することで、建設コンサルタント業務

RCCM試験 品質の確保 01/その他の管理技術力の解答例

解答例
1.価格競争と品質確保について
建設コンサルタント業務への総合評価方式による発注案件は、依然として低価格入札が頻発している。こうした安値受注が常態化すれば、知的サービスを掲げる建設コンサルタント企業の地位を危うくするばかりでなく、品質の確保、さらには経営上の問題も引き起こしかねない。価格競争がこのまま続けば、個々の企業の技術開発投資が困難な状況になりかねないだけでなく、優秀な人材の確保・育成も難しくなることも予想される。
その上で、社会資本の品質低下により国民からの信頼が失墜し、安全・安心にも大きな禍根を残しかねないことから、建設コンサルタンツ協会として適正な競争を会員企業に求めていくことが重要である。
総合評価落札方式は、技術点のウエートを高めるよう運用の見直しを行うことで、価格ではなく技術力での競争が可能になる。現状のままの価格競争が続けば、技術の継承も難しい状態になる。このような危機的状況を打開するため、発注者側に対して、今後も入札制度の運用改善を求め、建設コンサルタント業務の品質を維持していく必要がある。

2.品質向上への取り組みについて
(1) 業務計画書の作成と工程管理の実施
業務着手前に、発注者・受注者の相方において確認された、業務の目的、実施方法、工程、実施体制、成果品、照査等を記入した業務計画書を作成し、業務に着手する。その内容は作業従事者にも十分徹底する。
また、所要の工期内に当該業務を完成させるための工程管理を行う必要がある。このための定期的なミーティングは、工程のチェックのみでなく、業務遂行上の技術的な課題や、必要な人員・機器備品等の問題についても検討を行える有効な手段である。
(2) 受発注者が一体となって品質を確保する
品質確保は、建設コンサルタントの生命線である。今後とも、建設コンサルタント自らが責任を持って照査を実施し、品質を確保することが基本であるが、受発注者一体となって品質を確保するため、以下ような取組み要望することも重要である。
・当初契約における履行期間の適切な設定を発注者側に求める
・早期発注や年度末工期の解消を発注者側に求める
・適時の条件提示および合理的な理由がある場合の工期延長を発注者側に求める
(3) 社内でのデザイン・レビュー(設計審査)の実施
成果品の品質を確保するため、業務の進捗に合わせ主要な区切りで、管理技術者・担当技術者および当業務担当外の専門技術者を交えて、社内のデザイン・レビュー(設計審査)を実施する。また、納品前には照査技術者が照査を行うとともに管理技術者が再度照査し、成果品の妥当性確認を実施する。
1)設計審査
管理技術者・担当技術者および当業務担当外の専門技術者を交えて、社内のデザイン・レビュー(設計審査)を実施する。
2)設計検証(照査)
照査技術者は設計の適切な段階において、設計内容を検証する。
・業務計画書の作成時
・基本条件の決定時
・細部条件および構造細目の決定時
・設計計算書、詳細図、数量計算書、および施工計画の作成時
3)成果品の妥当性確認
照査技術者の照査完了後、作成した成果品を管理技術者が再度照査し、成果品の妥当性を確認する。
- 以 上 -

RCCMの試験は午前・午後と論文のボリュームがかなりあります。論文は慣れないうちは手書きで、出来上がった論文は必ず添削してもらい修正しましょう。試験当日を意識し制限時間2時間の中で見直しまでできるよう時間配分を考えた練習も有効です。
RCCM試験の合格率は40%程度です。技術士と比べると倍程度の合格率なので、将来的に技術士資格を取得したい方などは、まずはRCCM試験から受験してみてはいかがでしょう。H24年に合格率がガクッと落ちていますが、引っ掛け問題も少なく過去問からの出題傾向が高いので、正しい勉強方法で十分な時間を取れば一発合格も狙える資格です。
RCCM試験の問題2一般知識では、RCCM制度に関する設問や、インフラに関する設問が多く出題されます。問題の多くが過去問から出題されるので対策もしやすいです。過去問を繰り返し解き合格に向けて準備しましょう。
出願書類として業務実績証明書を作成する必要があります。業務実績証明書の記載事項の内容から問題1の業務経験論文の解答を作成することとなるため、整合が取れていないといけません。記載欄の番号、発注者名、業務の名称、履行期間等を控えておきましょう。

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RCCM試験 品質の確保 02/その他の管理技術力の解答例

解答例
1.価格競争と品質確保について
建設コンサルタントは、発注者による「建設コスト縮減に関する行動指針」に呼応する形で、自らが発した「設計改革宣言」(平成9年)に基づいてコスト縮減と品質向上に努める必要がある。また、充実した予備設計・詳細設計等を積極的に実施することを通じて、新技術の導入やライフサイクルコストをも視野に入れた建設コストの縮減に寄与することが重要であると考えられる。
一方において、建設コンサルタントの設計成果品に関する品質不良(ミス、エラー)についての多くの指摘が発注者よりなされ、不良成果品の防止について、十分なチェック体制の確立への早急な対処が求められている。
建設コンサルタンツ協会においても、エラー防止への取り組みとして、チェック・レビュー体制の確立による担当技術者のチェック、第三者(照査技術者)レビューによる成果品の品質維持、ISO9001による品質システムの導入と普及促進、管理技術の普及促進でのエラー防止策の立案など、業務マネジメント、組織マネジメント、品質マネジメントシステムの三つの側面からの検討がなされ、協会会員への普及・啓蒙活動が行われている。
レビューによる成果品の品質確保については、各工種別設計に個別に現れるミスやエラーを収集・分析し、エラー防止のための具体的な留意点を主として技術的な観点から整理し、照査の仕組の改善をねらう。
対象者としては、業務遂行者、管理技術者など企業全体において、各分野の専門技術的な立場からの照査の具体的改善を目指し、個々の実例の紹介と、それに基づくエラー防止の留意点・対策の提案などを実施することで、建設コンサルタント業務における品質向上に努める必要がある。

2.品質向上への取り組みについて
(1) エラー発生項目
建設コンサルタント業務におけるエラー発生項目は、クロスチェックの結果から、次のものがあげられる。
・設計計算と設計図面の不整合
・構造計算及び安定計算書の不足
・設計基準の不適合、計算過程の不適格
・決定根拠の不明、軽微なミス(単純ミス)
(2) エラーの発生原因
上記のようなエラーが発生する原因としては、次のものがあげられる。
・レビュー、照査が不十分、技術力、経験、力量不足
・設計条件の確認不足
・コミュニケーション(内部および外部)が不十分
・適用基準等の誤使用、現地調査が不足
・設計図書の記述・表示不足、施工に対する知識不足
・工程管理が不足、貸与資料の確認不足
(3) エラー防止対策の基本
技術者レベルの取り組みとしては、個々の努力、技術力(固有技術)の向上を図る。また、会社(組織)レベルの取り組みとして、マネジメント(管理技術)力の向上を図る必要がある。
(4) 設計エラーのタイプ別対策
○前工程のエラー対策としては、確認作業を行うことで、エラーを入り込ませない工夫が必要である。
○作業過程のエラー対策としては、報告連絡相談を徹底し、自己チェックを行うことで、エラーを作らない努力が必要である。
○検査時のエラー対策としては、照査(DR・検証)を実施することで、エラーを出さない管理が必要である。
- 以 上 -

RCCM取得することで、技術管理能力や当該専門技術分野の技術力を一定以上の水準で満たしている者として認められます。RCCMの問題は論述試験、択一試験ともに例年大きく傾向が変わることはないため、過去問を中心とした勉強方法をお勧めします。
RCCMの受験申込提出書類は、受験申込書・業務実績証明書・写真・受験手数料払込証明書・卒業証明書になります。証明書の発行は時間がかかる場合があるので、受験申込書受付の締め切りに間に合うよう早めに準備してください。
RCCMの資格試験は筆記試験のみで行われます。技術士の口頭試験のような面接による試験はありません。そのため、筆記試験で業務の管理技術力や基礎技術力、専門部門の技術力といったことを判定されることになります。筆記試験のため、過去問や解答が手に入りので、分析を行い、傾向をつかんでいきましょう。
問題4-1は基礎技術に関する問題では、土木技術一般の基礎知識に関することが出題されます。記述式である問題3と同じ時間帯で解答することになるため、過去問から対策を行いやすい箇所は素早く解き、問題3に時間を使えるようにしましょう。


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