アカウンタビリティ 01/その他の管理技術力の解答例

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アカウンタビリティ 01/その他の管理技術力の解答例

問い

 公共事業におけるアカウンタビリティ(説明責任)について、以下の観点から記述しなさい。
① 公共事業に関するアカウンタビリティが、求められている社会的背景について、述べなさい。
② アカウンタビリティ向上のために、建設コンサルタントの果たすべき役割について、あなたの考え方を述べなさい。


解答例

1.アカウンタビリティが求められている社会的背景
 我が国の社会資本整備については、近年の厳しい財政状況や国民意識の多様化等を背景として、より透明性が高く公正な執行が求められており、住民とのコミュニケーションを図りながら事業プロセス及び結果の満足度を高めることが重要である。
 これまで、各事業段階(構想、計画、事業化など)の合意形成に関する実践・研究は事業分野毎に活発に取り組まれてきた。このため、合意を形成するためのコミュニケーション技術等に関わる知識・経験は事業分野毎に蓄積されており、各現場担当者は参考にできそうな異事業分野や他事業者などに蓄積されたノウハウや創意工夫などを共有しにくい状況にある。
 したがって、各事業における合意形成をさらに高度化させるためには、事業段階、事業や地域の特徴などを踏まえた上で、各現場担当者が有する合意形成に関するノウハウを蓄積・共有できるシステムが必要である。
 建設コンサルタントは、住民の理解・協力が得られるように、広く意見を聞き、解りやすく、納得できる社会資本の充実を進めてゆく必要がある。
2.建設コンサルタントの果たすべき役割
 事業への合意を得るため、建設コンサルタントとして、次の点に留意して、行動するものとする。
(1) 国民の意見の聴取・反映の仕組みの構築
○住民や社会への取り組みを、現場を重視し訴える。
 コンサルの役割を強く意識して、施策及び事業に対する取り組みを伝える。机上ではなく現場を重視し、ボランティアとして参加する施設管理や体験型の現場見学会などを通じて、実像を伝えるとともに、意見交換などによる参加者の理解促進を図る。
【実現のための具体策】
・映像ライブラリーの充実
・ボランティアサポーティングシステムの導入促進
・見学会の実施(体験型、総合学習との連携等)
(2) 施策及び事業に対して理解、協力を求める取り組み
○相手のニーズやテーマに対する知識の熟度に合わせた説明や資料作成を行う。
 的確に情報を伝え、理解していただくためには、相手が関心を持つような説明を行うことが必要である。様々な相手の立場・視点に立って、相手はどのようなことに関心があるか、どのような考えを持っているのか、知りたいことは何かなどを把握し、また相手の気持ちなどを想像しながら、相手に応じて説明資料や説明方法、説明する場所、説明する時間などを創造することを目指す。想定される質問に対する説明資料や説明方法を事前に用意しておくことに努める。
【実現のための具体策】
・研修の実施(コミュニケーションスキル向上等)
○説明会や市民参加型の会議等を行う場合には、目的と結論を出すべき時期、プロセスなどを決めて実施する。
 説明会や市民参画型の会議などにおいて、有意義な検討結果を導き出すためには、まず会議の目的と結論を出すべき時期、手順を明確に示し、会議参加者全員で共有することが重要である。それが共有されないまま、具体的な検討にはいると、結論が出ず議論が振り出しに戻ったりするなど、参加者の意識の低下が懸念される。
 会議に際しては、議論のたたき台や代替案を提案し、議論の円滑化を図ることが重要である。
【実現のための具体策】
・事例の収集と蓄積の継続実施(ルールの設定による成功事例等)
・PIガイドラインの活用
                             - 以 上 -


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